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2006年9月

2006.09.16

■ 都市住宅に風景を取り込むには

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これまで、風景と建築について書いてきたわけですが、それらを都市や郊外の住宅建築に当てはめることは、はたして出来るでしょうか。

住宅が建つ敷地は様々で、恵まれた自然の風景とは限らず、都市風景であったり、どこにでもある住宅街の風景であったりします。
それでも、どんな周辺環境であっても、周辺の環境を読みとり、反映させることは、そこで生活する人にとって何かしらの意味があることなのではないでしょうか。

「目に見える全ての物が風景を構成する」という考えに基づけば、風景と関わりのない建築は無いのでは無いでしょうか。

ここで言う「周辺環境を読みとる」とは、保守的に「周囲に同化させる」ことだけを指すわけでもありません。むしろ積極的に「周囲を考慮しつつ新しい関係性を提案する」ことを試みていきたいと考えています。

都市環境の中で、住宅デザインの方向性には、大きく分けて以下の3つが考えられます。

● 1. 周辺に同化させつつも、粋なデザインを施すことにより、風景の質を高めていく。
● 2. 周辺にと対比させて、適度に主張することにより、景観に新たな要素を加えていく。
● 3. 周辺と完全に切り離して、壁で囲い込み、内部空間に外部環境を内包させる。

また、先にも述べましたように、風景は外観だけを指すわけでもありません。内部空間もまた、同じように風景です。

●4. 建築内部で完結した風景を創り出す。
●5. 外部に見える風景を切り取る「額縁としての内部空間」。

という考え方もあります。

皆さんは、都市の中でどのような関係性を求めているのでしょうか?



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2006.09.15

■ 軽井沢の住宅

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軽井沢、敷地の半分以上に豊かな既存針葉樹がある敷地での計画。

どの樹木も立派で、それらは敷地の対角線上を、緩やかな弧を描いて立ち並んでいます。そしてそのラインの角度は、敷地に対してベストな景観を得られる角度でもあります。豊かな景観を得るためには、そのラインに対して建築を向けることが一番の方法であると考え、それに沿うように配置しています。既存の樹木を伐採しなくても、ちょうどそのための面積が敷地に残されていたのです。

配置計画から内部の計画までの全てが、樹木を透過した陽光や、陽光に照らし出された木々の景観を享受するために計画されています。南の暖かい陽光も取り入れつつ、西側の庭の景色も楽しめるプランニング。どの窓から顔を出しても、立木のすぐそば、木漏れ日の中です。

建築制限:
建ぺい率20%、容積率20%、勾配屋根、浅間山麓景観育成重点地域

■詳細はこちらです↓
http://www.otsubo-archi.com/works/karuizawa.html



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■「完璧・・・」な風景

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皆さんは、自然を前にしたとき 「完璧・・・・・」

と思った経験はないでしょうか? 自然の生み出した色・形・全体の構成など。誰がデザインしたわけでもないのにです。
人間は時に、うっかりすると、バランスの悪い不完全な物を創り出してしまいがちですが、自然が生み出した物に関しては、ほとんどそれが当てはまらないのではないか?と感じることがしばしばあります。

人間が試みることは、こと芸術に関しては、自然の生み出した美しさを再現しようとするところから出発することが多いのではないでしょうか。皆、何に心を動かされたのかを分析し、それを表現します。色を分解する・重ね合わせる・デフォルメする・多重露光する(時間という要素を加える)・数式で表す etc....

自然の生み出す形(海岸線の形・山の形・枝分かれしていく樹木の形)は、フラクタルに基づいているという話を聞いたことがあります。
そんな、誰もが共通して感動できる普遍的な、完璧な形態・風景・空間を追求し、生み出すことが出来たなら、どんなに素晴らしいでしょうか。

皆さんは、素晴らしい風景を前にして、そのように感じたことは無いでしょうか?



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2006.09.14

■ 建築は風景を創り出す仕事

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建築とは、風景を創り上げる仕事なのだと思います。
皆さんは風景を見たとき、建造物の存在によって、元々の自然のままの風景よりも何か感慨深げな、あるいは感動的な風景に感じたことはないでしょうか?

自然にとって異物であるはずの建築物が、風景をより感動的にしている。感動的風景の名脇役になっている。私はそのような風景(建造物)を創って行きたいと考えています。

「風景として建築を考えている」と言っても、建築を外側からだけ考えるわけではありません。
内部空間もまた、同じように、風景です。
建築は、外観はもちろん、内部にも新たな風景を展開させることができる、おもしろく、非常にやりがいのある仕事です。

建築は人間が造りあげる物ですが、「第二の自然・地形」と考えることができます。

なぜなら、人々はその建物で、上り下りし、休み、くぐり、座り、寝転がる。
だから、どんな建物も、たとえ異物のようでも、風景になじんでしまうのではないでしょうか。
風景になじむと言うより、建築が風景を創り上げているのです。
どうせなら、感動的な建築物がいいですよね。
「日本100名山」に載るようなすばらしい建築を。

皆さんは、素晴らしい風景を前にして、そのように感じたことは無いでしょうか?


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2006.09.01

■ Around the Architecture


建築を専門とする私達が、

旅をしたり、様々なものに触れながら

感じてきたことを、皆さんと共有することで

建築の素晴らしさ、おもしろさを伝えられたら、と考えています。

建築は皆さんのものであり、皆さんを取り巻く環境の一つでもあります。

日々学ぶことが多い、奥の深いものです。

これからもずっと、何かを学び続けるのでしょう。

日々試行錯誤、研究をしながら取り組んでいます。

そのプロセスや深い部分を共有できたら、と考えています。


建築を通して、

これまで何を感じ、

これから何を考えていくのか、

様々なことを、

気軽に書いていこうと思っています。

建築は人間の様々な活動の現れです。

人間を映す鏡とも言えるのではないでしょうか。

建築って、私たちにとって、何なのか。

さらに突き詰めますと、

人間とは、何なのか。

そんな、深いところから、

建築と関われないか、日々模索しています。




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