■ アッシジでの出来事2
→1の続き
「自分より大きなものの存在」を信じることができたら、
迷うこと無く、自分の思った方向に行けるのだろうと、その時私なりに納得したものでした。
迷ったら、まず自分の思った道へ突き進み、後は天が見守ってくれると考えれば、
岐路に立たされたときでも、自問自答の泥沼へ陥ることもない。
それならば精神的にも「安全」ですし、建設的です。
ヨーロッパの建築には、それを求める気持ちが、表現されているように感じます。
曖昧な物の中にそこはかとない美しさを求める日本に比べると、
合理的で力強い物の考え方の表れなのでしょう。
その建築を見ることで、その力の大きさを認識するということも有るかもしれません。
これだけの圧倒的建築物が、人々の力によって立ち上がっている事実を想像したとき、
この建築が建っている事自体に、意味があるのかもしれないと思うこともある。
これらの建築物の建設に関わった人々の、想像も出来ないようなエネルギーが、建物自体に蓄積されているわけですから。
その存在を信じる。そんな気持ちも沸いてくると言うものです。
少し話が重くなりましたが、そんな事も考えたものです。
今も私は、信仰は特にありませんが、それ以降、自分の上にあるかもしれない大きな力というものを信じてみるようには努力していますが、
しかし、なかなか難しいものです。
やはり、ベースにそいった物の考え方が無いのでしょうかね。(笑)
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Kazuro Otsubo Architects 大坪和朗建築設計事務所
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