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2007年2月

2007.02.24

■ アッシジでの出来事2

Assisi02re_1

→1の続き

「自分より大きなものの存在」を信じることができたら、
迷うこと無く、自分の思った方向に行けるのだろうと、その時私なりに納得したものでした。
迷ったら、まず自分の思った道へ突き進み、後は天が見守ってくれると考えれば、
岐路に立たされたときでも、自問自答の泥沼へ陥ることもない。
それならば精神的にも「安全」ですし、建設的です。

ヨーロッパの建築には、それを求める気持ちが、表現されているように感じます。
曖昧な物の中にそこはかとない美しさを求める日本に比べると、
合理的で力強い物の考え方の表れなのでしょう。

その建築を見ることで、その力の大きさを認識するということも有るかもしれません。
これだけの圧倒的建築物が、人々の力によって立ち上がっている事実を想像したとき、
この建築が建っている事自体に、意味があるのかもしれないと思うこともある。
これらの建築物の建設に関わった人々の、想像も出来ないようなエネルギーが、建物自体に蓄積されているわけですから。
その存在を信じる。そんな気持ちも沸いてくると言うものです。

少し話が重くなりましたが、そんな事も考えたものです。
今も私は、信仰は特にありませんが、それ以降、自分の上にあるかもしれない大きな力というものを信じてみるようには努力していますが、
しかし、なかなか難しいものです。
やはり、ベースにそいった物の考え方が無いのでしょうかね。(笑)


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■ アッシジでの出来事1

Assisi01re_1

旅行者は私にこう言いました、
「自分より大きなものの存在を信じていないと危険よ」と、
ピンチの時にも、信じられるものは特に無い。
有るとしても、自分だけの私にとって、
それはカルチャーショックでした。

話は飛んで、2度目のヨーロッパ建築旅行の最後に訪れた場所、イタリアの田舎町アッシジでのお話です。
アッシジのユースホステルは、とてもアットホームな雰囲気で、いろいろと話ができるとガイドブックに書いてあったのですが、その通りで、いろいろと話す機会が持てたので、ヨーロッパを旅する間ずっと感じていたことを聞いてみました。

ヨーロッパで感じた豊かさ、良い意味でのマイペース、建築の空間の違いは、信仰に影響されている部分が大きいのではないかと。
私はこう尋ねてみました。
「私(達日本人?)は、信仰心というのはそれほど強くないですよ。一応宗派は有りますが、私は特に信仰したことはありません。基本的には、自分を信じて突き進むしかないんです。神社や寺にはお参りに行きますが、困った時の神頼みみたいなもので、信仰とまでは言えないですね」
それに対する答えは、だいたい次のような内容でした。
「ここヨーロッパでも、現代では皆が皆、毎週末教会に行っているわけでは無いけれど、自分より大きなものの存在を信じている。」

特に信じるものを持たないことを「危険」とまで表現したことには正直驚きました。
しかし、長い間疑問に思えていたことが解けたような気がしました。
自己啓発本等では、しばしばこう書いてあります「ポイントは、自分を信じて突き進むこと」と。
自分に自信が無くなった時に、自分を信じることなんて難しいですよね。
そんなことができたら本なんて読みません。自分を信じられなくなったからこそ迷いに迷う訳で。。。

→2へ続く



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2007.02.21

■ 心の奥底に触れる建築

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建築は人間が求める物の象徴でもあります。
人間が求める物の奥深くに関わるものです。
人間の根元的な部分に触れる建築がつくれればと、いつも考えています。
なかなか難しいですが、そんなことができたら最高ですよね。

ヨーロッパを旅している間ずっと考えていたことは、
日本の空間と西洋の空間の違い、
日本の文化と西洋の文化の違いです。

教会に入ると、否応なしに気分が高揚します。その圧倒的な空間に魅了されるのです。
賛美歌が聞こえてこようものなら、鳥肌が立って、体全身が感動に包まれます。
この圧倒的な空間は、自分の上にある(かもしれない)、「大きな何か」を感じさせずにはいられません。
私のように特に信じるものを持たない人間でもその可能性を考えてしまいます。

教会を後にする度毎に、日本にこういう感覚を起こさせる建物が有っただろうか、なぜ日本には無いのだろうか、と思ったものでした。なんでだろう。。。。。
日本にも勿論圧倒的な空間というのは有りますが、圧倒する加減が違うような気がしたのです。

その理由としてよく言われるのは、
「西洋の建築の空間は、立体的で、絶対的な中心が設けられる。」
「日本の建築の空間は、どちらかというと平面的で、絵巻物のように展開する。」
ということです。
これらのことは、信仰に基づくといわれ、信仰はそれが生まれた風土や環境や文化に基づくと言われています。
風土のや自然環境の違いから来る、信仰や人々が求める空間については、いろいろと本が出ていますので、皆さんも読んでみて下さいね。

※写真はフランスはパリ、ノートルダム大聖堂。最初に訪れた教会なので、空間に圧倒され、上ばかり見ていました。

 

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2007.02.17

■ 絵になる街並みと人々

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私が初めてヨーロッパを旅する前は、
ヨーロッパの人々が、現代の服装をして、中世から続く石造りの建築物の中を利用しているイメージを描くことがなかなかできませんでした。
本当なのか?どのように?どんなふうに?といった感じです。
日本では、戦争や大地震による火災を経て、基本的には、建築はほとんど、現代的なものです。現代の素材からつくられた建築を、現代人が利用している。
それが当たり前のことだと思っていたのです。

ところが、行ってみるとそれは本当でした。
古い石造りの建築が立ち並ぶ街を、現代人が現代の服装をして歩いている。
そして違和感なく調和している。
日本でこれが有り得るとしたら、日本全国京都のような街並みや城下町を、現代人が、着物ではなく、カラフルな洋服を着て歩いて、ショッピングしている状態。
その風景にマクドナルドが紛れ込んでいる状態です。
は〜、なるほど、こんな感じなのかと、納得したものでした。

写真は、まず最初に訪れた場所。フランスはパリのノートルダム寺院の近くの広場で、地下鉄の出口の階段を出て最初に目に入ってきた建物です。なるほど!!!です。
そういう意味で、印象に残る一枚の写真です。絵になってます。
全てが絵になる、と言ってもいいかもしれません。
そこが現代の日本の建築事情と違うところの一つでもあります。
このことをきっかけに何を考えたら良いのでしょう、皆さんも考えてみて下さい。



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2007.02.01

■ 思いがけないデザイン

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新潟で見かけた階段。
今は使われておらず、
取り壊しを待つ小学校校舎の階段。

外壁がトタンの、
何処にでも有るような普通の建物に、
粋なデザインの外部階段が。。

普通の建物に、
こんな階段を付けてやろうと思った、
職人さん(建築士?)の心意気が思いやられ、
嬉しくなってしまいます。

できることなら、持ち帰りたい。

何気ない、古い物にも、
粋なデザインが転がっていたりする。
大事にしたい心意気です。



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