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2008.02.02

■ 都市景観=自然と、人間のコラボレーション

Cul_01_2

■スペイン、グラナダの夕暮れ。アルバイシンの丘より

ようやくここまでたどり着きました(笑)
この風景は、私がヨーロッパを旅した中で最も印象に残っている風景の一つです。

広大な地形の中で、
なだらかな丘の起伏に沿って、建築群が隆起し、
頂部には教会の尖塔が見えている。
その頂き近くに夕日が沈もうとしている。
なだらかな起伏が、夕日に照らされて、次第に立体感を増してくる。

なんとも美しい風景です。

この風景は、
私に、この場所での古くからの人間の営み・長い長い歴史を思い起こさせたのです。
きっとこの場所から、大勢の人がこの風景眺めてきたのだ。
自分はその一人なのだ。
そう感じたのです。

都市は、人間の日々の営みによってできあがっているのだなあ、と
風景は、自然の上に人間が創り上げるものでもあるなのだなあ、と
人間の営み=都市は、風景を殺伐とした物に変えるのだけではなく
より質の高い、美しい風景にしていくことが出来るのだなあ、と

美しい風景は、自然と、人間のコラボレーションなのだなあ、と
そう思わせた風景でした。


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