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2008.03.16

■ 和の空気と記憶

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和を感じる瞬間について、とある方と話す機会を持った。
その方は、日本の「空気そのもの」に和を感じる。
「光」といってもいいかもしれない。
という。

なるほどその通りかもしれません。
日本の「光」= 和 と言う感覚は
改めて再認識する言葉でした。

私達は、微妙な湿度や気温や日差しにさえ匂いを感じ取る。
空港に降り立った瞬間に懐かしく感じる感覚かもしれません。

早朝の駅のホームで、ある湿度や気温を伴った「匂い」を感じたときに、
異国の記憶が思い起こされる時がある。そんな感覚かもしれません。

日本で感じる空気・光は、日本特有の状態なのだと思う。
しかし、そこに和を感じたとして、なぜ心地よい感情を起こすのだろうか。
恐らくそれは、感覚と記憶が結びついているからではないだろうか。

日本で感じた、さまざまな心地よい記憶が、空気や光の状態と共に
脳裏にインプットされているからだと思う。

そしてそれらが、嗅覚や皮膚感覚に伴って、記憶を蘇らせるのではないだろうか。

私が、日本の光と空気を、強く感じた風景をご紹介します。
昨年の5月、山梨のとある山裾の集落での一コマです。

淡い色が集まり。
木々草花それぞれが、
輝いているような、暖かい日よりです。
ちくちくぴーぴー小さな音も集って。

とにかくいろんな物が集まり、
調和している。

日本の信仰は、八百万の神という。
そう思った昔の人々の気持ちも
分かるような気がした一場面です。



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