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2010.05.19

■ 「茶の間」的発想のすすめ

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「多機能な空間の提案」

敷地の大きさに対して、ご要望が多いとき、
限られた敷地の中で、豊かなプランを提案したいとき、
私たちはよく、多機能な部屋(空間)を提案します。

いくつかの空間を合体し、多機能にすることによって、
空間全体のつながりが感じられる、広々とした空間とするのです。

そうすることによってどんな魅力が生まれるのかというと、

●見えてくる要素が多くなるので、見せ場の演出がしやすい。
●建物全体をイメージしやすいため、空間としての演出がしやすい。

一般的な用途「○○LDK」にとらわれると、空間が分節化されてしまい、
部屋の連続になってしまい、「見せ場」を作りづらかったりします。

多機能な空間とは、大きく分けて2つの種類があります。

●一つの空間が、いくつかの機能を持つ場合。いわゆる「茶の間」的使い方。
●それぞれの機能を持つ小さな空間が、大きな空間の中で緩やかにつながる場合。

の2つです。
前置きが長くなりましたが・・・。

今日は、「茶の間」的使い方について考察したいわけなのです。
皆さんにも、一つ考えてみて頂きたい。

土地が限られた日本で、茶の間が機能的なのは言うまでもない。
食卓になり、居間になり、場合によっては寝室にもなる。
来客みんなで雑魚寝もできる。

茶の間が茶の間として使えるのは「畳の間」
あるいは、畳の延長にある「板の間」だろうか。
とすれば、テイストは和の空間に限定されるだろうか?

いや、そうではない。
「板の間」= 無垢のフローリング
であり、
和洋問わずマッチするはずなのだ。
視線の高さが違うだけだと私は思う。

皆さんは「豊かな生活」=「ベッドのある生活」と考えていないだろうか。
なぜか日本人は、日本にいながら、床に寝る生活から脱却したいのである。
面白い現象である。
(かく言う私もその気は有るが、臨機応変に考えたい。)

ベッド生活と決めてしまうと、
まず、ベッドルームは、ベッドルームにしか使えない。
リビングには、ベッドを置かないので、ゲストスペース兼用にならない。
従ってゲストコーナーあるいはゲストルームが必ず必要になる。
ソファーとダイニングチェアは兼用しないので、
ダイニングとリビングも個別に必要。
・・と、とたんに、全ての部屋が一つ一つ必要になってくる。

勿論それが可能ならそれに越したことは無い。
それは有る意味豊かだけれど、建物がコンパクトな場合は少し勝手が違う。
全体に対して、空間の稼働率が低くなるのだ。それって豊かなのかな?
もっとオープンにして、豊かな時間のためにスペースを使いたいと思うのです。
稼働率の高いスペースの割合を多くする方が、
豊かともいえるのではないでしょうか。

例えば、ベッド生活への拘りを捨てると、いろんな可能性が出てくるわけなのです。
かといって、全部畳にして、床に寝て、床に座ろう、というのでもありません。

茶の間的使い方を、様々なところで考えてみたら、
いろいろと可能性が広がってこないでしょうか、
その可能性の中で、「遊び」をご提案したいと思うのですが・・・。

さて皆様は、いかがでしょうか?

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↑写真はちょっと可愛らしい建坪12坪の住宅例。
 和でも洋でもアレンジできる感じです。

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その他の例
■CHANOMA HOUSE 畳の茶の間の家
http://www.otsubo-archi.com/works/chanoma.html



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