■ 風土 と 現代 のはざまで <NEXT STAGE!>
楽しく、書いてみるか、という気になってきた。
何を?
・・・今回ばかりは短くまとめてみようと思う。
と言いながら長くなることは、もう分かっているのだが(笑)
私は大学院時代、建築設計の研究室にいながら、
修士論文では、景観系、歴史系とでも言えるような
サーベイによる論文を書いていた。
自分としては、あるまとまった成果を提出することが出来、
そして何より、自分が学ぶことができた。
しかし、2つの理由から、自分の中で、
それをしばらくの間、封印することになったのである。
●理由1.
とても豊かで美しい様を見せる道筋・風景・佇まいは、
強い意思や美意識があってそうなったのではなく、
何事も「自然の摂理の積み重ね」であったという
非常にシンプルな結論のようなものに達してしまったことであった。
皆、特に強く意識していたわけではなかった。
自然に美しくなっちゃったのである。
強い意志がなくても、美しい風景になる。
美しいものが伝わっていく。
そのためには何が必要なのだろうか?
特に「美」をテーマにして生活していない多くの人達が、
(美なんかよりも生活が大事なのは承知の上で)
特に意識しなくても、自然に美しい物を手にいれてしまう。
そのためには何が必要なのだろうか?
新しい仕組み、流れのようなものだろうか。
意識改革だろうか、いや、そんな、大したものではないはずなのだ。
日々の生活の延長にある、ちょっとした、意識さえしない意識に働きかける何かとはなんだろうか。
仕組みだろうか? 情報・流通だろうか?
古い物に価値を置く教育だろうか?
日々の生活の精神的な豊かさだろうか?
「美」への意識など必要ないのかもしれないとも言えるわけで。
人々が生活の中で手に入れた物、受け継いだ物が美しいのだといえる程
「美」の意識とは、人の奥深くに有るものだと思う。
では、どうすればいいのか?
●理由2.
農村に限らず、自然と馴染み一体化した美しい風景が、
現代的な開発・住宅建設方法によって、
日本全国同じように画一化が進んでいる。
それが悪いのではない。
「モッタイナイ」のである。
モッタイナイくらいに美しいのに・・・・なあ〜。
これはもう、ドンドン変わっていくと予想された。
これには、語り尽くせないくらい様々な要因がからんでる・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
はい、終わり。
この無限ループを終わりにすべく、
今回は表題のように <風土と現代のはざまで NEXT STAGE!>
そう NEXT STAGE!! です。
私が、半ば興奮しながら調べたサーベイの内容を、
「楽しく」ご紹介していくことにしてみようと思うのです。
面白かった・・・けど封印、ではなく。
楽しいと思ったことを、そのまま楽しく伝える。
10年を経て、そういう気分になったというわけなのです。
10年前の論文ですが、世の中10年前とさほど変わってませんから、
丁度良いのかもしれません。
その場所は、ホームページか、別ブログか、このブログかはわかりませんが、
近々、始めてみようと思います。
※関連記事
■ 風土と現代のはざまで<その1>
■ 風土と現代のはざまで<その2>
■ 風土と現代のはざまで<その3>
■ある農村の風景
最後の7枚は小布施ですが。
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