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2012年3月

2012.03.31

■ 武内立爾 作陶展

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倉敷の陶芸作家、武内立爾さんより
展示会のお知らせを頂いたのでご紹介です。

お茶の器を中心に・・・・

今回は、お茶も楽しめ、琵琶の演奏も聴けるという新しい展開です。楽しみ。

武内さんの器は、赤の釉薬に特徴があり、力を入れられています。
この赤を出すのはなかなか難しく、試行錯誤を繰り返すのだそうですが、
この赤が、力強く情熱的でもあり、春っぽくもあり、なかなか不思議な魅力があります。

その赤に、青を合わせられるのですから、ビックリです。
紳士なお姿のどこに、この激しさが潜んでいるのでしょうか・・・。

赤や青だけでなく、飴色やハモ色、薄緑色など、
落ち着いた中に激しさを感じる作品には、
行くたびに、刺激を受けてしまうのです。

築地で行われますので、食材の買い出しがてら、足を運んでみてはいかがでしょうか。

釉薬の混ざり具合がまた、何とも言えず美しいのです。
例えばこんな感じなのです。

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私など宇宙を感じてしまいます。と言ったら大袈裟でしょうか?

釉薬というのは、作家の感性に 自然が創り出す偶然 が入り込む余地があるからこそ、面白く、またここまで美しく、創作意欲をかき立てるのだな〜 と、これを見て感じたものでございます。






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2012.03.25

■ スリップウェア展

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スリップウェア展に行ってきました。

どれも魅力的だったが、変に印象に残る器が1枚。
2階奥の展示室に置かれていた器で、
スポットの光に、ザラついた、鉄の赤錆びのような光を反射させていた。

その、焦げ茶色の中に散らばる、ザラッとした赤い光に刺激され、
私は何度か引き返して見入った。

しかし「色」というのは直に刺激してきますね。
柄はどんな物だったかも覚えていないのですが。
私は素材感と色だけを見ていたということになります。

そんな存在になりたいものです。


ほとんどの器が英国製のものだったのですが
鳥の絵がかかれた物以外は、日本的な絵柄に共通する物が多く、
不思議でありました。ラベルを見なければ、日本の器と思うくらいです。

柳さんは、実用品としてのスリップウェアについて、次のように記したそうです。

「こういうものを見ているとどこ迄も英国のいい性質が分かる。だが美しい物は不思議である。一方にどこ迄も普遍的な素質が出ているからである。支那のいいもの日本のいいもの等に交えてみて、矛盾がない。上り坂は違うが頂では皆おち逢っている。地方的にいいものは普遍的にもいい。此神秘が分かればそれでいいのだと思う。吾々は日本に活きようではないか。他の国々と頂上で逢う為に。」

関係ないのですが、最期の1行、いいですね。





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2012.03.19

■ SL機関車が通年走る駅

敷地視察に栃木県真岡鉄道真岡線を利用したのだが、
田畑を抜ける線路からの風景に、いいな〜と思いつつ、
降り立った駅がここ。

なんと、SL機関車が通年、土日に1日1本走っているのだそう。
鉄道マニアじゃ無くても、こりゃ萌えますね。

乗りたくなったら、ここに来ればいつでも乗れるなんて、すばらしい。

真岡鉄道真岡線

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で、乗ったのがこれ。
煙でかすんでいます・・・。ごほごほ。


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とまあ、駅構内のジオラマ相手に、接写を楽しみました。(笑)

実際に降りた駅は、機関車の形をした建物で、乗ったのはワンマン電車でした。

次回は、SLに乗ってみたいものです。
桜の季節なんて、いいんでしょうな〜。きっと、





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2012.03.15

■ 工芸と土木

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aki oka artisan へ、牛乳からチーズを作ろうの会のついでに訪れる。

「土木」と「工芸」という組み合わせにグッときました。

その感覚に、刺激を受けた。

一見、全然違いそうなものが、

「技術」「手仕事」という点で共通しているからだろうか。

骨太なコンクリートの空間に、

繊細で暖かい木の色と風合いがマッチしていた。



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2012.03.10

■ 住宅のアプローチ・構えの風景との関わり 第4回

● “絵”で分析しようという試み

今回は、空間を「視覚的・感覚的」に“絵”を使って分析してみましょう!
というものなので、もうすこしとっつきやすいのではないかなぁと思います。

サーベイによる事実の研究・蓄積はあくまでベースであり、
その先にある「視覚・感覚」の分析が実は意味のあることなのかもしれない。
と、後になって感じています。

なぜなら、美しいとか、何かを愛でる感情は、理論ではなく、感覚的で曖昧なものだと思うからです。「分析してみたけれど、ハッキリとはわからなかった。でも、きっとこういうことなんじゃないだろうか〜」という推測・妄想で盛り上がる方が、ロマンがあって楽しいのではなかろうと思うのです。

● 無意識って素晴らしい

見えやすい事実はシンプルでも、その奥には様々な無意識が潜んでいる。
大枠の構造がシンプルなのに、なぜ色々と多様で面白く、美しいのだろうかという疑問が沸いてくる。そこに気付いてみると、ジワジワと面白くなってくるのです。

私はそこに気付くのに10年以上かかりました。鈍いな〜。いや〜長かった。
重要なのは、事実の研究ではなく、その結果がどうこうではなく、
感覚だ、パッションだ〜と思うに至ったわけなのです。

何かを感じて作る・動く、その奥には、知らず知らずに無意識が作用している。
その無意識の可能性が素晴らしいのではないかと。

ならば、その無意識に働きかけるには?
その無意識を磨くには?

そこを皆さんにも考えて頂きたいのです。

●「旅」を感じるアプローチ

このアプローチ空間に込められたものが何だったのかということについて、結論として私が感じたことは、「旅」だったのではないかと思うのです。

山間のアプローチ空間は、母屋へと向かう道すがら、現れては消える様々な物との取り合わせを楽しむ空間と言えると思います。

それって「旅路」そのものではないだろうか!

山間の起伏や木々の中を旅する際の体験。つまり、
薄暗い森を抜け、日の当たる小径へと進むときや、
峠を越えたとき、あるいは
膨らみを一つ曲がったときなどの風景の広がり、空間の展開、
視界が遮られては開けることの連続、
道端の木々や草花を立ち止まって眺めるというような、旅の進行と休息を、
植木や門や地形を工夫し、組み合わせて造られているのではないかと思うのです。

● 視覚的、感覚的分析

では、いよいよ“絵”による分析の始まりです。

■ 基本的空間効果

だいたいの空間展開は以下の4つの効果に分解出来るのではないかということで、
「基本的空間効果」と呼ぶことにします。

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■ 複合的空間効果

次に、アプローチを演出している16の要素をまとめてみました。これらは実例を元にしたもので、先にあげた4つの基本的空間効果とその他の空間効果が組み合わさって成立していることが多いため「複合的空間効果」と呼ぶことにします。

我ながら、ま〜良く描いたものです。(笑)

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■ 事例1

最初の事例ですが、わりと短い距離でアプローチがS字を描いているもので、上で取り上げた4つの基本的空間効果を全て持っています。

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■ 魔のS字カーブ

S字カーブを分解すると、「窪み」と「膨らみ」の二つの要素に分解できます。
その道すがら、様々なアイストップ・木々のトンネルを設ければ、もう、いくらでも楽しめてしまうというわけです。道草食っちゃってなかなか家にたどり着かない・・・。なんて。
カメラを構え、一歩進む毎にシャッターを押しまくることになるのは、私だけでは無いはず!

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■ S字カーブは 「チラリズム型」 or 「迂回型」

S字カーブの活用法は大きく2種類あります。
「チラリズム型」か「迂回型」です。

「チラリズム型」は、視線の先にいつも母屋を見据えながら、右に振れたり左に振れたり、何か越しに見たりと・・・そりゃもう相当楽しめますよ。

「迂回型」は一度遠景としてバーンと母屋を含む敷地全体の風景を眺め、大きくゆっくり脇へと振り、母屋に到達する期待感を胸に抱きつつ、坂道の道行きを楽しむ感じなのです。「チラリズム型」の粋な刺激と比較すると、雄大・平穏な感じがします。

どちらもそれぞれ味わい深いのです。

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※ 論文とは大分趣向を変えてお伝えしております。



●住宅のアプローチ・構えの風景との関わり プロローグ
●住宅のアプローチ・構えの風景との関わり 第1回
●住宅のアプローチ・構えの風景との関わり 第2回
●住宅のアプローチ・構えの風景との関わり 第3回
●住宅のアプローチ・構えの風景との関わり 第4回 ←今ここ
●住宅のアプローチ・構えの風景との関わり 第5回
●住宅のアプローチ・構えの風景との関わり 第6回
●住宅のアプローチ・構えの風景との関わり 第7回



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■ 住宅のアプローチ・構えの風景との関わり 第4回

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月刊杉Web版77号 が発刊された模様です。

今回は、感動的な「だっこいすプロジェクト」の隅で、

ひっそりと、しかし熱く、お伝えしております。

是非ご覧下さい。



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2012.03.09

■ 倉庫と鉄扉と荷車と

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何となく、そう言えばこんな写真も撮ったな〜と思い、掲載。

この写真が、何か思い出に残るのは、

ポイントは一輪車だと思うのですよね。

時を経て重みを増した建物と共に、人間の生活・活動が見える。

という部分。

建物は、人が建て、人と共にある。

そのへんが感じられた時、グッときちゃうんだと思うんですよね。

きっと。

また、このざらついた素材感も、

建物が近くに感じられる、大きな要素ですよね。


photo:上州富岡駅近く

■関連記事:屋根と空とサクラ




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