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2014.01.05

■ 建てない・造らない という視点

私は個人的設計活動のいっかんで、公共的視点が必要な場に出向くことも多くなりつつあります。

ここ2,3年では、奈良は吉野・徳島は丹生谷・九州は天草・東北は北岩手などなど。また、現在の地元東京世田谷区もそうです。
(ここ5,6年では、秋田の窓山、神奈川の秦野も入るでしょうか)

そこで、念のため、皆様に誤解無きよう、伝える必要があるのかもしれない、
と思い始めたことがあります。

私達は、「建てない・造らない」という視点も含めて、
総合的に物事を考えています。

「建てない・造らない」ということも
選択肢の一つとして考えられるケースとはどういう場合かといいますと、

● 生み出したいのは建築ではなく、人や自然が同居する総合的な「風景」。
● 既存の風景そのものが良いからなるべく目立たないように何かをする。
 あるいは、風景を活かすために何かをする。
● 既存の建物が良いからできるだけ活かせないか。
● 既存のコミュニティの持続のために何ができるのかを考える。
● 無駄をせずに効果的に結果を出すには何ができるかを考える。

などなど、です。

建築士だからといって、何かを建てるために訪れているわけではありません。「建築士という職能を駆使して何かできないのだろうか・・・」あるいは「建築士という職能を超えて何かできないのだろうか・・・」と皆様の力になるために訪れます。

考えた結果、結局のところ直感的に「何か雨を除ける屋根、風を遮る壁、活動を展開する床が必要では」と感じることもありますが、それには特にこだわらず、仮設でも構いませんし、空き地に植樹にテント、でも勿論良いわけです。

必要なことは、環境によって何かが変えられるかどうか、生み出せるかどうか、何か人々のコミュニケーション(ご近所付き合い)が生まれるかどうか、です。

しかしながらこの「直感的に何かを建てた方が良いと感じる」場合、恐らく一般の方々もそう思っているに違いないと感じたりもします。
なぜなら「建築」にはある種の力があると感じます。コミュニティのシンボルとしての力。何かが立ち上がっていく様、何かが風雪に耐えて存在し続ける様は人々に力を与えると感じます。

私達が建築を志したのも、同じ理由ではないかと感じています。
また、人々が自分の家を持ち、客人を招き入れたいと思うことと同じではないかと感じています。

私達は、そういうことを考える種類の人間なのです。
何卒よろしくお願い申し上げま~~す。(^^)/



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