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2020.07.26

■ 竹が面白い

Bamboohatsuri630

近頃、竹が面白い。

昨年の夏から参加している、とあるプロジェクトのワークショップで、
土間に転がっていた青竹(生竹)に、鉈を入れてみたのですが、

この、鉈でハツっただけの素材感、
サクッと削り落とせる気持ちよさも相まって、
その素材感が、とてもいいなあと。

初めて出会ったような素材感。
この ラフな 素 の感じ。
この「ハツりっ放し」の断面が、光を吸収して、マットで、目に心地いい。

ハツった後に乾燥させたので、木目の凹凸が収縮し、
「うづくり」のように凹凸が際立っているところも面白い。

ただ、ハツりの厚さの違いによって歪まないように、
成形しながら乾燥させる必要があり、手間がかかってしまった。
通常は順番が逆。


下の写真は、九州大分県別府の竹による伝統工芸を支えている 永井製竹所 から
メンバーのデザイナーさんが東京に取り寄せた竹の茶碗。
磨かれた物ですが、こちらも美しい。

ワオ〜という目で見ていたら「あげます!」とのことで頂きました。

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「竹」

今まで、なぜ、この素材感の良さを感じた事が無かったのだろうと考えた。
よく考えると、私にとって竹はそれほど身近に無かったのかなと。

時折竹林を見る割には、竹を手に取って、触る機会はほぼ無かったかもしれない。
また、竹林は、生け垣で囲まれた人様のもので入れなかった。

身近に有る竹製品と言えば、孫の手・青竹踏み・耳かき・・・程度?。

関東地方で、市街地で生まれ育つ私達の時代には、
既に竹製品がプラスチックに取って変わっていたのですね〜。

周りの年配の方に少し話を聞いてみると、
昔は生活のあらゆる物が竹でつくられていたそう。
虫取りの籠も竹による自家製だったのだとか。

現在では、竹は、茶の席・アート的工芸品といった分野で主に扱われているようで、
それで見る機会も少なかったのかもしれない。
美術館で竹工芸を見かけたことも無かったような・・・
もしかすると有ったのかもしれないですが、
身近な物ではないために意識に上ってこなかったのかもしれない。

改めて工芸品など調べると、
建築の造形に通じるようなものも多く、
様々出てきて楽しい。
というか、まさに「国宝級」。
知らずに過ごすにはもったいない。

竹工芸品のような竹建築を、日本でも作れたら面白いと思う。

最上の写真は、生竹をハツって乾燥させただけものなので、
現在、竹工芸品の加工手順「油抜き→天日乾燥→加工」で作った場合
ハツり面がどうなるのか試しています。



子の通う小学校で参加している親父の会で、
七夕飾りを撤収するとのことで参加。

正月の門松作り用に節ごとに切断するとのことで、
まずは親父の仕事としていい汗をかき、
許可をもらって手頃なのを1つ頂く。

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竹は、近くのお寺のもの。
青竹そのものも結構美しい。
孟宗竹と思われる。

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用意したのは災害用カセットコンロ・鍋・重曹(炭酸水素ナトリウム)。
油抜きには煮る湿式と、火で炙る乾式があるのですが、
今回試したのは湿式。

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お湯が沸いたら重曹を入れる。
量はネットで調べてカレースプーン3杯程度とあったが、
肉厚で内部にもお湯が行く状況なので、追加で2杯ほど入れてみました。
特に問題はなさそう。
湯面の白い泡は灰汁。

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特に灰汁は取らずにぐつぐつと20分ほど。
お湯の色がだいぶ変わりました。

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熱々の竹を引き上げ。
出した瞬間は濃い緑なのですが、サッと表面の湯が蒸発して薄緑色に。

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油抜き前のこの緑から、

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こんな色に変わりました。いい色。
エメラルドグリーン?


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ブックホルダーに立てて窓際で乾燥。
節の裏面がカビやすいのだとかで。

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きめ細かい肌触り。
まっすぐに伸びる木目。
魅力的。

Img_3529630

更に拡大。いいですね〜。
この後、数ヶ月天日干しするのだとか。
ひとまず一ヶ月様子を見てみようかと。

現在、2週ちょっとですが、だいぶ黄色くなってきています。


 

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Kazuro Otsubo Architects  大坪和朗建築設計事務所

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