カテゴリー「■h. 和 / WA」の7件の記事

2013.11.24

■ 奈良の木フェア

奈良の木フェアに呼んで頂き、短い時間でしたが参加してきました。

以前訪れた吉野の方々と再会し、楽しいひとときでした。

今回は特に、吉野の桧に魅了されてしまいました。

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吉野桧無節のフローリング。桧は杉に比べて油分が多いのが特徴で、塗装しなくてもこのツヤです。ほんとに、スベスベツヤツヤ。

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吉野桧無節のフローリング。優しいピンクが温かい。ダイブした上にゴロニャンしたい衝動にかられます。

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樽材による衝立、内側を赤身、外側を白太にする理由は、赤と白の境界の白線帯という部分がアルコールの蒸発を防ぐのだそう。醤油なら赤身材だけでも良いが、お酒は白線帯が必要なのだそうです。なるほど。

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トンガリスギタナという、とんがりすぎな棚の横でポーズを取る作者の狩野さん。

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土倉庄三郎氏によるハードカバーの吉野林業の奥義書なるものも見せて頂いた。北斎画のような挿絵がすばらい。※この本は別の本です。
土倉庄三郎氏には日本全国から何万人と訪問客がおられたそうです。

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柿の葉寿司。旨い。台の杉がすごくいい色。

お声掛け頂き有難うございました〜。


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2013.05.09

■ 道

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山梨県北杜市津金にある海岸寺の
旧参道らしき道を見る。

枯れ沢沿いに走る、
落ち葉に埋もれた道。
眩しいほどに気持ちよく、
この道が使われていた時代を想像する。

ダムができ、清里湖と農業用水と清里須玉線が整備され
使われなくなったのかなと考える。

あまりに気持ちの良い環境に
「ここは何かいい道だったに違いない」と思わせた。
そこで、ここは佐久甲州街道141号の
裏街道なのではと勝手に推測。

ダムや農業用水や道路ができた事により
農業は確実に安定したと想像されますが、
このような道が新しい道に寸断されて
森の中に埋もれているのを見ると
とてももったいない気がしてしまう。

調べたところ、清里須玉線として整備された元の道は、
古くからの道で佐久甲州街道と併走する形で
佐久甲州往還を成していたそうです。
なので、やはりこの道は峠越えの
佐久甲州往還だったのではないでしょうか。
(もし間違っていたらどなたか教えて下さい。)

東京の川に戻してみると
暗渠の公園も有り難いけど、
小川の自然は眩しいほどに美しい。

どちらがいいかと聞かれたら
小川がいいと答えるような気がしている。


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2011.12.15

■ 奈良吉野へ(2)

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奈良吉野へ訪れた際、最後にご案内いただいた金峯山寺の蔵王堂
とても感動したのでご紹介します。

個人的には、私が今まで京都や奈良で見たお寺の中では、
一番感動したかもしれないのでした。
こんなお寺が有ったのかー!!と言う、驚きでした。

中の様子をお見せできないのが残念なのですが、
柱はがっちりと太く、物によってはねじれ、こぶのある巨木が
薄暗い室内にねじり上がっている印象。
とにかく生命力が強い木を選んで建造したという感じでありました。

薄暗い中に浮かび上がる黒々と骨太な祭壇には凄みがあり、
扉や柱には色彩も多く使われていながら、全体として落ち着いている絶妙な配色。
アジアやインドを感じさせながらも、日本の絵画なのです。
蓮池の上に広がる浄土を表現したような絵でした。
ああ・・・ここなら逝ける・・・(微笑)。という
雄大かつ繊細な内部空間。

ここで私なりに気づけたことは、
歴史の中に出てくる文化や建築は、
一つの様式で言い表せる典型的なものが多いのかも知れないということです。
歴史の中では目立たない(明確に表現できない)が、
多様な思想や様式が合わさった、言いようもないエネルギーを放つ建築や文化がまだまだあるのかもしれないということでした。

こんな建築が見れただけでも、行く価値があった。
そんな思いにさせられる建物でした。

また、もう一つ珍しいなと思ったのが、
この町は、山の尾根づたいに広がっているところです。(最初の写真)
この感じは、ヨーロッパの山岳都市によく見られる形式なのです。
本当に、いろんな文化が混ざり合わさっているのですね、きっと。

単一な様式による簡素で力強い構成も勿論良いのですが、
このように、多様な文化の混在から放たれる摩訶不思議な力強さは、
魂を揺さぶる力をもっていると思いました。
とても人間味があるというか、人間に近い存在かもしれません。


オススメです。

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2011.11.29

■ 奈良吉野へ(1)

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奈良吉野へ
今後の展望を語る会に、スギダラ隊長と共に参加。
自分達の地域・産業を盛り上げていこうと頑張る若者(私も若者、笑)の話を聞き、いいねいいね~!という気分になってきました。
流れが来てますね~という感覚です。

初めて行く吉野の印象は、
自然は言うまでもなくとても豊かなのですが、
谷地形の山深くを切り開いているため、
土木建造物(道路・ガードレールや橋や護岸やダム)がとても目に付いた。

駅舎や工場なども鉄骨が多く、
町並みに木材を、それほど積極的には使用していない感じ。
産業地域なので、今まではメンテナンス性を重視してきたのだと思うが、
木材が沢山ある分、木製にすれば気軽にメンテナンス可能であるし、
愛着も湧くのではなかろうか。
今後吉野の産業をPRしていくにあたって、
街の風景の中で、人々の目に付くもの達に木材を使って行けば
もっともっと魅力的になるのではないかと思ったのであった。

それを裏付ける感覚としては
私が一番面白かったのが、製材所通りの散策であった。
積み上げられた大量の木材の色やパターン、木造の倉庫の質感やデザインなど、
ここを通っただけで、もう、シャッター押しまくりでありました。
ここは平日には、フォークリフトが何台も路を行き交うのだとか、
築地場内のターレのように。そして築地場内は人気なのである。

最近、子供のおもちゃを通して、木の温かさ、やわらかさを再認識している。
オモチャいうと広葉樹が多いが、針葉樹の柔らかさ、軽さは魅力的だと思う。
広葉樹に比べて凹みやすいけど、それも愛着だと思える。
少々値がついても(いや、手ごろな価格のものも用意して欲しいが)
木が身近に在るとなんだか楽しい。

娘が散らかした針葉樹のオモチャ(ただの桧の玉ですけどね)
を集めて整頓して眺めるては、
いいね~などとニンマリしているのは、
最近の私の趣味なのであります。

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2008.12.23

■ 紅葉 2008

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仕事で大分へ行った際に、立ち寄った宇佐神宮。
鳥居等の朱塗りが橙色に近い色をしている。
しばらく歩くと、敷地内のモミジのほとんどが、
橙色をしていることに気づく。
これら二つの色をコーディネートしてあるのかもしれない。
地域によって朱塗りの色が微妙に違う事を知る。
今年見ることが出来た数少ない紅葉の中で
印象に残る紅葉でありました。







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2008.03.16

■ 和の空気と記憶

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和を感じる瞬間について、とある方と話す機会を持った。
その方は、日本の「空気そのもの」に和を感じる。
「光」といってもいいかもしれない。
という。

なるほどその通りかもしれません。
日本の「光」= 和 と言う感覚は
改めて再認識する言葉でした。

私達は、微妙な湿度や気温や日差しにさえ匂いを感じ取る。
空港に降り立った瞬間に懐かしく感じる感覚かもしれません。

早朝の駅のホームで、ある湿度や気温を伴った「匂い」を感じたときに、
異国の記憶が思い起こされる時がある。そんな感覚かもしれません。

日本で感じる空気・光は、日本特有の状態なのだと思う。
しかし、そこに和を感じたとして、なぜ心地よい感情を起こすのだろうか。
恐らくそれは、感覚と記憶が結びついているからではないだろうか。

日本で感じた、さまざまな心地よい記憶が、空気や光の状態と共に
脳裏にインプットされているからだと思う。

そしてそれらが、嗅覚や皮膚感覚に伴って、記憶を蘇らせるのではないだろうか。

私が、日本の光と空気を、強く感じた風景をご紹介します。
昨年の5月、山梨のとある山裾の集落での一コマです。

淡い色が集まり。
木々草花それぞれが、
輝いているような、暖かい日よりです。
ちくちくぴーぴー小さな音も集って。

とにかくいろんな物が集まり、
調和している。

日本の信仰は、八百万の神という。
そう思った昔の人々の気持ちも
分かるような気がした一場面です。



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2008.02.16

■ 和 / WA

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これまで、特に意識せずにヨーロッパの写真をピックアップしてきましたが、
この辺で、日本の和の写真もピックアップしていこうと思います。

先日、ある方と食事をした際、
「何が好きですか? 洋風な物が好きなようですよね。
和も好きそうですが、やはり洋ですよね。」
と問いかけられ、「何でも好きですよ」と答えたものの、
イタリアンに行くこととなったのがキッカケである。
(イタリアンはもちろん大好きである)

ブログの内容から、そう言う印象を与えるのだなあ、
と思ったのです。

確かに、ヨーロッパは好きである。間違い無い。
しかし、日本に比べて、断然欧米が好きというと、そうとも限らない。
和ももちろん大好きである。

日本の事について語ることが容易でないのは、
日本の文化が「深い」からだと思う。
簡単に短い文章で伝えることが、難しいからだ。
決して欧米の物が「浅い」わけでは決してないが、
欧米の物はインパクトが有って、
比較的分かりやすい(印象がある)ことは確かではないだろうか。

学生時代、最初のヨーロッパ旅行から帰ってきて、
日本の文化と欧米の文化の違いを、しきりに勉強した。

そして、それらの違いは、
結局のところ、気候や風土の違いから来ていると言うことを私なりに理解した。
それぞれの文化は、思想や宗教から大きな影響を受けており、
元となる思想や宗教は、気候や風土から影響を受けている。
ということだ。

或る本にこのようなことが書かれていた。
「日本は森の文化で、欧米は砂漠の文化」ということである。
いくぶん極端な対比だが、私はこの考え方に共感した。

隊列を乱し、群れから離れることがすなわち、死を表す砂漠(的な気候)では、強力な統率力、強力な心の支えつまり思想・宗教が必要。だから一神教が発達した。

水が豊富で、森や木々や水に囲まれ、四季折々の変化がある植生豊かな気候では、それぞれに神が宿ると信じられ、多神教が発達する。

ということである。

確かに欧米は植生が日本ほど豊ではなく、岩砂漠に近い風景が多く見られる。
そして、それらの違いが、建築などの空間構成、建築の持つ象徴性にまで影響を及ぼしていると考えられる。

その他に、外的からの侵略を防ぐ必要がある大陸の建築文化と、
島国で、かつ人種が限られているおかげでその危険性の少ない日本での建築文化とは、その点でも異なると考えられる。

植生の豊でない気候では、岩で家を造ったほうが合理的なので石造建築となり、
植生の豊かな日本では、木で家を造った方が合理的なので木造建築が中心である。

書き出せば多岐に渡るのでので、今回はこの辺にしておきましょう。

それぞれの、文化・気候風土には、それぞれ合う建築がある。
そして、それらは時代によって、地域によっても変化してくる。
都市と郊外と田舎でも違ってくる。
そしてもちろん、依頼者が何を求めるかによっても異なる。
それぞれに適切な解を見つけ出すのが私達の仕事である。

■ 写真は京都の北の方のお寺

庭の竹林が、パノラミックに広がる様はまるで屏風のようだ。
そこで茶を飲む自らの姿も、屏風絵の中の物語の一部になっているのだろう。
日が傾くにつれ、畳の質感が浮き彫りになっていく。
時と共に移ろう陰影が、より時間を感じさせる。




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