カテゴリー「■y1. こだわり」の9件の記事

2010.10.28

■ 建築家と共に家を建てるメリット-1

今まで、お客様とメール等でやり取りした物の中から、
FAQとして、まとめてみました。

新築・リフォーム・建て替えを考えている方へ
「建築家設計事務所とハウスメーカーとの違い」
について、詳しくご説明します。


●設計事務所の、設計に対する姿勢、こだわり。

建築家は、お客様の夢を実現するため、
他にないプラン・デザイン・空間を実現するためにあらゆる手を尽くします。
そのために、独立して設計事務所を開いているようなものです。
「良い(デザインの)建築を提供し、個人様や社会に寄与したい」
という気持ちを原動力に日々頑張っています。

先ずここが、大きな違いです。

通常、大きな企業は、製品管理の目的で、
システム化・マニュアル化が必要とされますが、
しかし、それではできないことが有ります。
そこを行っているのが私達の仕事なのです。

私達は、効率化・合理化のために
建物に制限を加えることはありません。

重要なのは、良い建築かどうか、
依頼者の期待に応えているかどうかです。


●設計事務所が、施主と工務店の間に立つ、構造上の特徴。

施工する工務店と施主の間に入って
お客様と詳細に検討したデザインを、
細部に渡って建物に反映させることが出来ます。
既製品/オーダー品を上手く使い分けてコントロールします。
また、「世の中に無い物は作る」という姿勢で取り組んでいます

設計という仕事は、工事が始まってからの仕事も、
設計同様にパワーを要する仕事です。

「図面通りに作ってもらう」
この作業はとても時間とエネルギーを要する仕事
なのです。
ですから、この仕事を、お客様と工務店との間に立って
細かく指示する建築家が居るのと居ないのとでは、
実は大きな違いが有るのです。


●設計事務所は、小回りがきく。

ハウスメーカーは、色々な意味で、システム化されています。
それは、良い面でも有り、融通の利かない面も持ち合わせています。

ですが、そのシステムの上では、こだわりの住宅を実現することは、
こだわりの度合いにもよりますが、
なかなか難しいことも、現実として有りますので、
それらを天秤に掛けてご検討して頂ければと思います。
例としては、以下のようなことが発生します。

ハウスメーカーの特徴:

既製品から選択することが基本で、
 それ以外のことをやろうとすると、割高になったり、
 シリーズ化された既製品の中からの選択をするよう
 誘導されることも有ります。

・メーカーの既製品・既製建材の範囲でこだわることはできますが、
 空間にジャストフィットした拘りまではカバーできない
 と言っても良いでしょう

 つまり、スッキリとしたデザインにはなりにくいのです。
 (空間に合わせたスッキリとした納まりは、
  システム化・マニュアル化・工事監理が難しいからです)
 また、空間を自由自在に変化させることはできません。
 (様々な部材がユニット化されているからです)


●建築家との打合せはパワーが必要?

いろいろな取り組み方が有ります。
基本的にお任せ頂ければ、最善の状態でご提案させて頂きますので、打合せの労力もそれほど必要無いと思います。
お客様の方で細かくこだわりたい場合は、トコトンお付き合い致します。
後者の場合、ハウスメーカーと比べると打合せの回数は多いと思います。
ですが、その分楽しんで頂けると思います。


●オーダーは高い?

既製品というのは、付加価値を提供するために、
お客様によっては必要の無い機能までもが付いていて、
その分高かったり、シンプルなデザインが少なかったり、
ちょうど良い物がナカナカ無かったりします。
「もっとシンプルで格好良い物にしたいのに!」と言う時が多々有ります。
建築家の存在価値は、そんな所も大きいです。
価値観は人によって様々です。「デザイン重視な場所」「素材感重視の場所」「シンプルで良い場所」「しっかり機能を持たせたい場所」のメリハリ・バランスをしっかり実現していきます。
そう言った意味で、オーダーは決して「高い」とは言い切れないのです。
その工夫に、私達設計事務所の存在意義が有ります。


●少々設計期間が長い?

メリットと引き替えに、比較的時間はかかります。
しかし、良い建築・良いデザインを生み出すには、
人知れず時間がかったり致します。
お客様にとっても、自由な設計の中で、
優先順位を決めるのは、時間が必要とも思います。
後悔しない家造りのためには、
時間をかけた設計期間は、双方にとって、
ある程度必要な要素と考えています。


●設計料は高い?

建築家に頼むと、設計料が丸々「余計に」かかるでしょうか?
ハウスメーカーの場合は設計料が、工事費見積の中に含まれています。
他の項目に分散されている場合も有ります。
設計料とは、時間と労力です。そこに必要な人件費は、
建築設計事務所とハウスメーカーに違いは有りません
ので、
どちらにも設計料が発生しているのです。
それを工事費に含めるか、そうでないかの違いです。
また、最大の違いは、設計にかけるエネルギー・デザインのクオリティです。

このことと、先に述べた様々なことを総合して、
丸々設計料分高くなるかどうかというと、そうでは無いと言えます。
存在価値は十分に感じて頂けると思います。



▼その他の違い、ご参考として。


■工事費決定の時期

工事費決定の時期は、ハウスメーカーと建築事務所では異なります
ハウスメーカーは設計・施工が同一社内で行われるので、
プランと同時に早い段階で仕様を決め、見積が出て来て、
その「金額と仕様に対して」契約となり、スタートします。
ですので、施主様にとっては、「金額に対する仕様」がどのようなものかを確認する必要が、早い段階で出てきます。
「早期に全てを決めて、短期間で工事を完成させる。」のが、ハウスメーカーの特徴・サービスと言えます。

設計事務所の場合は、ご予算に合わせて仕様やデザインは最後まで調整します。
ですから「設計・設計監理行為に対して」契約を行って頂くことになります。
設計がスタートする「設計契約」の段階で仕様を細かく確認する必要はそれほど有りません。
仕様は、設計の段階で、施主の夢を叶えるために、あらゆる調整をしていきます。
設計が一通り終了し、工務店との「工事契約」をする段階で、仕様などの全てが決定します。
ですので、工事費決定の流れは以下のようになります。

・1. 基本プランを元に概算で工事費を仮定します。
・2. 仮定した工事費のパーセンテージで設計料を算出し、私共設計事務所とは
   「設計・設計監理行為に対して」契約を行って頂くことになります。
・3. 設計を開始し、お客様と詰めた図面を元に、
   3社程度の工務店に見積をお願いします。
・4. 工務店を決定し、最終的な工事費を決定します。
・5. 工事終了後、工事費の増減に合わせて、
   設計料も増減させて最終調整をします。


■設計と施工が分離

設計は設計事務所、施工は工務店が行います。
(施工中も設計事務所は設計管理を行います)
これは、面倒にも感じらられる方も居られるのかもしれませんが、
私達の世界では、これが普通で「依頼主 + 設計事務所 + 工務店」
この三者の関係には大切な意味があるのです。
工務店の工事をチェックする機能として、大きな役割を果たします

後々建物のメンテナンスを行っていく工務店の選定は重要なポイントですが、
優良な工務店を選べば、メンテナンスについても安心です。
優良な程よい工務店を、私達と一緒に探していきましょう。

以上、まだまだ有るのですが、
第一弾はひとまずここで終了です。



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2010.09.30

■ 抜けの良い空間

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プランニングの際には
「抜け」の良い空間となるよう、様々な工夫を施します。
抜けた軸を、様々な方向に作ることにより、
視線が向く方向が左右に振られ、
様々なシーンが展開し、空間の認識が広がります。

今回の写真は、工事中の物件
2階の階段ホール廻りと居室の繋がりを撮影したものです。



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2010.09.24

■ 木素材の色合わせ(濃色系)

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インテリアに「濃色系」をアクセントで入れると
メリハリがついてモダンな印象になります。
がしかし、モダンすぎては、硬く、冷たい印象になってしまいます。

暖かみと落ち着きを加えるためには、
濃い焦げ茶はではなく、
少し明るくし「赤み」と「黄色み」を足してあげると
血が通った暖かさが加わります。

また、モダンをあまり強調しすぎない、ということを心がけます。
単に、合わせ易い濃色を選ぶのではなく、
その素材自体に力がある、印象的な素材を選びたいですよね。

少し赤みや黄色みが加わることによって、
生きが良くなり、新鮮で印象的な色になり、
素材自体が、インテリアのアクセントになります。

設計では、そのような微妙な色バランスを、
材料のサンプルを取り寄せて、何度も眺めつつ、
時間を置いてまた眺めつつ、しば〜らく考えます。
この微妙なニュアンスは、施主の好みによっても変わるので、
物件毎に、この微妙な色バランスを探るわけなのです。

結果としてこの建物では、
メリハリが有り印象的な赤みを持つ板を、床に使用し、
落ち着きのある明るめの焦げ茶を、家具や建具に使用しました。

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2010.09.21

■ 木素材の色合わせ(白木系)

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木の色は、なぜか、人を和ませますよね。
もうこれは説明のしようがない。
設計している私でさえ、塗装の試し塗りをしているときは、楽しくなりますし、
塗り終わったサンプルを何度も眺めてしまいます。(いい色だ〜・・微笑)

弊社では、木板張りの風合いを出したいとき、
なるべく本物の木を使用することにしています。

最近では、化粧シートが非常にリアルになってきていますが、
それでも、本物の持つ発色の良さにはかないません。

建築では、一つの空間の中に、様々な素材を使用します。
窓枠・カウンター・ルーバー・壁収納・フローリング

全てを同じ素材で作ることはなかなか無いため、
複数の素材の色合わせを行うことになります。

写真は、屋内で白木の突き板の色合わせを行っている風景です。
現場が始まってから、職人さんから様々な素材のサンプル取り寄せるのです。

その際、実際に使用される光源に近い光の色を作るため、複数の電灯を持ち込んで照らし、あーでもないこーでもないと、考えるのです。

非常に悩ましく、そして楽しい時間なのです。

この物件では、職人さんのアイデアにより、
白木の白さを安定させるため、
突き板の下に、和紙を挟み込んで使用しました。

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2010.06.05

■ 建築「絶景」事務所 って何?

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「大坪さんは何が得意ですか?」という質問には、
「絶景です」と、答えるようにしています。
(冗談です)


・・・それはさておきまして、
建築の設計をやっていますと、時々、こう尋ねられます。
「大坪さんはどんな建物が得意ですか?」

最初のころは、私はこう答えていました。
「住宅をはじめとして、何でも設計しますよ」

しかし、尋ねた相手はどうもシックリ来ていない様子。

こう尋ねられた場合、「住宅です」「店舗です」「ビルです」
という答えを本当は期待している可能性があります。
またあるいは、デザインの特徴を尋ねられているのかもしれません。

しかし、こちらとしては、実は一言で表現するのは難しい。
実際に、大抵のものは設計出来るよう、実務を積んでいますし、
デザインについても、ケースバイケースで幅があるからです。
施主の要望、敷地の状況、周囲の環境によって変わってくるでしょう。

私達の得意分野は、
特定の分野の建築タイプではなく、
「空間」とでもいえるような、範囲の広いものです。

「空間」は内部空間でもあり、外部空間でもあります。
外部空間とは、「建物の外観」「複数の建物の連なり」「街並み」
さらには「景観」「風景」とも言えるほど、広がりを持っています。

ですから、
「大坪さんは何が得意ですか?」という質問には、
「空間の設計」あるいは「風景の設計」という言葉が、しっくりします。

しかし、どうも一般の方には分かりづらい可能性があり、
インパクトがもう少し欲しいところです。

そんなとき、
スギダラというダジャレの天才集団が、
私達の目指す設計を、うまいこと表現してくれたわけなのです。
「大坪さん、「絶景」事務所がいいよ!!」
「あ! それいいですね!」

というわけなのです。

「絶景」これは、まさに(少し大袈裟に)言い当てています。
しかも、イメージがドンドン広がります。
もう、何でも設計出来そう。地平線の彼方まで(笑)。

そう、私達は
内部空間・外部空間に限らず、
「絶景!」を「設計」しているわけなのです。

それくらい、守備範囲は広くありたいと思っています。


■関連する記事:「建築は風景を創り出す仕事」



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2010.06.02

■ 照明・光環境のCG検討

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照明の位置の検討・決定に、
CGを使うことが良くあります。
まだ完成していない建物の内部に入り込み、
いろいろと試せるので便利なのです。

上は住宅の昼景:各種照明・エアコン位置の確認。
以下その他検討例。

●住宅の夜景:ダウンライト と アッパーライト の演出の違い

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●店舗の内観:ルーバーの奥に仕込んだ照明の効果の確認

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2010.05.26

■ 設備 と デザイン

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建築は「設備の集合」でもあります。
近年、ますます建築にしめる設備の比重が大きくなっています。

設備は、必ずいつか、大がかりなメンテナンスが必要になります。
メンテナンスができない、あるいは、メンテナンスしにくい建物は
非常にモッタイナイ。のです。

そのような建物が、世の中には意外に沢山存在します。

建築の耐用年数よりも、設備の耐用年数の方が短いので、
建築はまだ持ちそうでも、設備の耐用年数が過ぎた事により
建て替えを余儀なくされることが多いのです。
原宿の同潤会アパートが、惜しまれつつ建て替えとなったのも、
この理由からです。

ですから、私達は、
設備を含め、全てを総合してデザイン(設計)を行っています。

設備を美しく、整然と納めるには、
試行錯誤が必要で、なかなか頭を使います。

必要な物は、整然と整理し、メンテナンス出来るようにする。
そして、それら全てを含めた上で、スッキリとしたデザインにまとめ上げる。

そこが私達の腕の見せ所なのです。

私達は、様々な意味で「資産」と言える。
「本物」と言える建築を目指しています。



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2010.05.25

■ 構造 と デザイン

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建築とは何だろうか。
建築は構造として成り立つことで、存在しています。
「建築物 = 構造体」です。

ですから、デザイン(設計)によって
構造を犠牲にすることはありせん。

構造体は、力強く規則正しく、無骨ですが、
それ自体整然として、構造物として美しくさを持っています。
そこに、コンセプトを与え、整理することで、より美しくなる。
構造によって創り出された「空間」をデザインに活かすとができます。

「構造を、デザイン的観点から整理し直す」
ということが、設計の役割です。

前提として構造体がシッカリした物を
いかに美しく・スッキリとした、プラン・デザインにまとめ上げるか、

そこが私達の腕の見せ所です。
合理的でシンプルな構成を目指しています。

シンプル・合理的にすることで、以下のような効果が有ります。

●空間1:空間をスッキリ広々と見せます。
●空間2:空間を認識しやすく、「見せ場」としての演出がしやすい。
●空間3:空間にテーマ性を付与しやすく、強い空間となります。
●構造  :力の伝達が合理的になり、バランスの取れた構造体になります。



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2010.05.22

■ 敷地視察について

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提案の前には、よほど遠くでも無い限り現地視察を行います。
いやむしろ、遠い場合は逆に、普段とは違う刺激を求めて喜んで行ってしまいます。
だから、つまり、どんなに遠くても行ってしまうわけです。
そして実際、「あ〜来ておいて本当に良かった」と思うことがほとんど。
なぜかと言うと、行かなければ感じ得ないことが必ず有るからなのです。

周囲の眺め町の活気流れる空気敷地までの道のり
敷地に追加情報が比較的少なくても、周囲の状況で印象が変化する。
よしやってやろう、と思うことがほとんどです。

最近はGoogle検索で、視察前の概要調査が出来るので便利だが、
それでも、現地に行ってみるとGoogleでの印象とは違うことが多い。
そしてそのほとんどが、良い方に違ってくる。

いつもながら、そのたび毎に、
土地には様々な可能性が秘められていることを実感するのです。



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